山崎光学写真レンズ研究所でレンズ再研磨をお願いしてみた

みなさまこんばんは。おーさわです。

日本は町工場に世界レベルの技術を持った方がいるとよく言いますが、それは本当だと思います。それはカメラの世界でも同じで、ライカで言えば有名なのが山崎和夫氏。

Lマウントライカを手にしたことある方であれば聞いたことがあるかもしれませんが、この山崎さんは古くなったLマウントレンズ(に限りませんが)のクモリ、カビ、傷等のレンズの大敵を再研磨という魔法を使って復活させることが出来る方です。

マジやばくない?

つまり、どこかの胡散臭いショップで買ったカビだらけのレンズでも山崎さんの手にかかれば往年の写りを取り戻すってこと。とは言え、なんでもかんでもOKというわけではなく、やはり本来の写りに戻すためにはあまりにもひどい状態のモノは無理らしい。

今回は私が人柱となってレンズを購入し、再研磨をして頂いたお話をご紹介したいと思います。

Lマウントのズミクロンを用意

今回私が用意したのはLマウントのSummicron 5cm。初代ズミクロンです。

この画像をよく見ていただきたいのですが、レンズが焼けています。

この斑点みたいなやつ。これを焼けというらしいです。正直、撮影テストした感じはそこまで撮れる絵に影響は無いのですが、今回はこれを持って山崎さんのところに訪問してみたいと思います。

電話して実際に山崎さんの元へ

ネットで山崎さんの連絡先を探して電話をかけてみる。ちなみに会社のウェブサイトはありません。

私「もしもし、レンズの再研磨をお願いしたいのですが」

山崎さん「はい、レンズは何ですか?」

私「沈胴ズミクロンです」

山崎さん「わかりました。研磨可能か現物を確認しますので、一度レンズを持って来てください。いつでもいいので」

私「ありがとうございます。それでは今から伺います!」

という感じで山崎光学写真レンズ研究所のある大久保へ向かいました。

よく考えたら大久保って初めて来ました。思った以上に駅の周りに人がいますね。

北口から歩いて15分ぐらいでしょうか。googleマップを頼りに向かいます。

到着してみると普通の家ですね。本当に普通の家です。

ピンポン押して中に。

山崎さん「はい、このレンズね。パッとみた感じだと表面に傷、2枚目に焼け、中玉に傷があるね。中玉の傷は結構深そうだから完全にキレイにならないかもしれないね。それでもいいですか?」

私「何枚目に傷があるとかすぐ分かるんですね、、、というか中玉に傷って普通つかなくないですか?」

山崎さん「ライカの古いレンズは比較的簡単にバラせてしまうので、ほとんどの個体は一度バラされていますね。その過程で傷がつくことが結構あるんですよ」

私「なるほど〜。とりあえずよろしくお願いします!」

で、お願いしました。お金の支払いは受取時に払うようです。

ちなみに、訪問した時にバックオーダー品というか修理待ちの商品をたくさん見たのですが、有名な中古カメラ店からの箱もたくさんあったので、もしかしたらお店に並んでいるレンズの中にも山崎さんが再研磨したものがあるのでは・・・・?なんて思いました。

1ヶ月半ほどかかると言われていましたが、実際にかかったのは3週間程度。3万円弱でやっていただけました。

帰ってきたsummicronを試写

帰ってきたレンズはキレイそのもの。写真を載せてもあまり変化が分からないので載せませんが、本当にキレイになって帰ってきました。最初に聞いていたとおり、中玉の傷はとりきれなかったようなんですが、素人の私が見ると全然分からなくなっています。

実際に使って見ました。

開放だとふわっとしていますが、絞るとキリっとしてオールドレンズだけどズミクロンらしさが感じられます。

受け継いで欲しい日本の技術

おそらく山崎さんのような技術を持った方は世界でも数えられるぐらいしかいらっしゃらないと思います。私は同じ日本人としてこのような方がいることを誇りに思います。

実はズマールがずっと欲しいと思っていた&ズマールはほとんどの個体が傷だらけなので、次はズマールを購入して山崎さんに再研磨をお願いしたいと思います。

山崎さん、ありがとう!またよろしくお願いします!

店名 山崎光学写真レンズ研究所
住所 〒169-0074 東京都新宿区北新宿4-4-9
TEL 03-3362-1809
営業時間 月〜土 9:00-17:00(日曜・祭日休み)

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