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戦略系コンサルティングファームを退職しました

   

本日2015年10月31日をもちまして、4年間勤めたコンサルティングファームを退職しました。

巷ではIT系企業の方ばかりがエントリを書いているので、そういう方が需要があるのは分かっていますが、少しでも役に立てればというのと自分のために記しておきたいと思います。

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私がいた会社について

私は2011年の9月から今回退職する戦略系のコンサルティングファームで働いていました(以降、今の会社と言います)

戦略系のコンサルティングファームと言っても、みなさんが良くご存知のマッキンゼーアンドカンパニーやボストンコンサルティンググループほどの有名なところではありません。

いわゆる日系の戦略系コンサルティングファームです。

規模も数十人前半という非常に小規模なものです。

私はその中で4年間、コンサルタントをずっとやっていました。

実は新卒では別の会社で働いていて、この会社は2社目になります。

まだ社会人経験が浅かった私をポテンシャルで採用してもらってその点においては非常に感謝をしています。

そもそも最初の会社から今の会社に転職を決めたのはより規模の小さい会社で責任の大きい仕事を若いうちからたくさん経験したいなと思っていたからです。

最初の会社は売上数兆円クラスのメーカー。良くも悪くも年功序列で、どれだけ実績を積もうが出世はある程度年齢を重ねないと出来ません。

ただし、コンサルティングファームではそういうことはありません。

実力があれば出世は早いし、逆に実力が無ければいつまで経っても出世することはありません。

この希望は今の会社に移ったことで叶えられたのですが思わぬ弊害もありました。

まずは、コンサルティングファームというものに興味も持ってこのエントリを見てくださっている方に対して、コンサルティングファームでの働き方について記しておきたいと思います。

コンサルティングファームでの働き方

私がいたコンサルティングファームはいわゆる戦略系と呼ばれる部類に入るものです。

戦略系コンサルってなに?っていうのは別のとこにお任せするとして、周りによく聞かれることについて簡単に書いておきたいと思います。

激務?

はい。激務です。

おそらくメーカーで忙しく働いている方なんて想像出来ないレベルかもしれません。

一般的にコンサルティングファームは裁量労働制なので残業代がつきません(最近の大手は残業代を支払うところもあるようですが、それは戦略系ではなくIT系のコンサルティングファームです)

なので、まあ簡単にいうと勤務時間というのは自分たちで管理するもので、成果を出せば働く時間は問われませんが必然的に長時間労働を強いられます。

例えば私の場合、暇な時で9時半〜1時頃まで。忙しければ9時半〜3時や4時と言った感じです。

土日も暇なときでも1日は働きますし、このブログを更新する時間を用意するのも実は結構たいへんです。

忙しい時であれば土日も関係ありません。

ワークライフバランスという言葉はほとんど無いと言って良いでしょう。

でも給料いいんでしょ?

まあまあ良いです。

私は社会人6年目の31歳なんですが、大体1,000万ぐらいです。

たぶん有名な総合商社と同じぐらいなのかなと思います。

ただし時間給は総合商社のが上でしょう。

給料はいいけど、時間単価にすると安いものです。

じゃあなんでコンサルで働くの?

これは人それぞれだと思います。

私は「自分のスキルが身に付くから」というのが一番大きいですね。

メーカーとかって会社のモノとか仕組みとかに頼ってお金を生み出すので、よく言われる「歯車」って感じがするんですよね。

この会社のモノとか仕組みが無かったら自分はなにも出来ないのか・・・って最初の会社では思っていました。

その点、戦略系のコンサルティングファームは自分の頭を売りにするので、極論から言えば会社の看板を降ろしても仕事はできちゃいます。

手に職っていうイメージですね。私はそういうのが欲しくてコンサル業界に飛び込みました。

退職しようと思ったきっかけ

やっぱ激務だから辞めるの?っていう風に周りからは聞かれたりします。

でも私は激務なのは全然問題ありません。

退職しようと思ったのはこのコンサルティングファーム特有の事情というよりかは中小企業特有の事情と言ったほうが良いでしょう。

賞与の支払いが遅れた

細かい理由を挙げればいくつもありますが、一番の理由はこれです。

入社して2年目にはすでに賞与の支払いが遅延していました。

最初は1ヶ月遅れだったのが2ヶ月遅れになり、2ヶ月遅れながら分割になったり。

そういうのが常態化していて、4年間の間に期限に賞与が支払われたのは2回だけだったと思います。

ちなみに今回退職しましたが、去年の冬の賞与が今年の10月末にやっと全額支払われて退職となりました。

夏の分はもう泣き寝入りですね。

なぜこんなことになったのか

それって社員が稼いでないからお金払えないんでしょ?って言うのが普通の発想なんですが、決してそういうことではありません。

社員は上でも書いたようにみんな長時間働いていて、自分たちの給料以上にほぼ全員が稼いできています。

それでもお金がたまらないのは中小企業特有のワンマン経営だからです。

今となってはもう社員ではないので、詳しくは書きませんが、社長が経費として本来認められないものをたくさん落としていたり、愛人を社員にしたりと好き放題やっていました。

私を含めた社員はみんなその事を知っていましたが、社内の経営者ポジションは社長だけのため(残りは社外取締役)、そこに踏み込んでいける立ち位置の人はいなかったのが問題だったと思います。

今は税○署に刺されていておそらく追徴課税となることでしょう。

そういうのを考えて働くのが疲れてしまったので転職することにしました。

中小企業の良いトコロ、悪いトコロ

今回の退職の本質はコンサルティングファームにいたから起こったのではなく、中小企業にいたから起こったというのが本質だと思うので、最後に中小企業で働いてみて良かったトコロと悪かったトコロをまとめておきたいと思います。

良かったトコロ

  • 若いうちから責任のある仕事を任せてもらえる
  • 大企業のような年功序列制度がない
  • 上司に気を使う必要が全然ない
  • 社内の行事がほとんどない(忘年会・新年会・歓迎会・送別会ぐらい)
  • 大企業より給料は良い

悪かったトコロ

  • ワンマン経営だと社長がめちゃくちゃやってても口出し出来ない
  • 福利厚生とかいう言葉は全くない
  • 会社が明日潰れるかもしれない可能性と常に隣りあわせ
  • 社長がいきなり愛人を社員にしたりする
  • 賞与が期限に支払われない(ひどければ給与も・・・)
  • 会社としての体をなしていない(ちゃんとした人事もいないし、大企業では専門となる人がいるけどそういうのがない)
  • 2ヶ月前に退職を告知したのに有給は1日も消化出来なかった

当然、すべての中小企業が上記に当てはまるわけではありません。

でもこういうリスクがあるということは忘れてはいけないと思います。

次はどうするか

ありがたいことに転職活動をしてわりかしすぐに複数のコンサルティングファームから内定を頂きました。

なので次も同業他社に行くことになります。

一番条件の良かった大手の外資系を選んだので今の会社のようなことにはならないでしょう・・・と願いたい。

次に退職エントリを書くことになるのは6年後ぐらいと予想しておきますw

それでは。

 - Lifehack

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