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Windows 10は1年限定で無料提供!Microsoftもビジネスモデル転換の時期

   

昨日の未明に行われたMicrosoftのイベントですが、Windows 10の詳細が少しづつ見えてきましたね。
残念ながらリアルタイムで見ることは出来なかったんですが、新ブラウザのSpartanやXbox oneのストリーミングプレイ等が発表されたようです。
なかでもWindows 7、Windows 8.1ユーザーの無料アップグレードにはびっくりさせられましたね(最初の1年間限定のようですが)。

ここでつい最近になってOSを無料提供したAppleのOSの歴史を少し振り返ってみましょう。
AppleはMac OS X 10.5で初めてPowerPC/インテルの両方に対応するユニバーサル形式でリリースされました。
この時のOSの価格は129ドル(ちなみにこの3モデル前まで129ドルでリリース)。
それが、10.6のSnow Leopardのリリース時には29ドルまで引き下げられました。

この時でも十分に世間をあっと言わせたのですが、10.8のMountain Lionでは19ドル、さらに10.9のMavericksではとうとう無料提供となりました。

世間では「MacのOSは無料なのになんでWindowsのOSはこんなに高いんだ!Microsoftは本当に無能!金の亡者!」みたいな声が聴こえてきました。

本当にそうでしょうか?

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AppleとMicrosoftのビジネスモデルの違い

まず大前提としてAppleとMicrosoftではビジネスモデルが大きく異なります。

MicrosoftはWindows OSやMicrosoft Office等のライセンス料で利益を得るソフトウェア開発会社であるのに対して、AppleはiMacやMacbook等を販売して利益を得るパソコンメーカーなのです。

Microsoft changing its business model 1

それぞれの会社のバリューチェーンを簡単に書いてみました。

Appleはソフトウェアからハードウェアの販売まで自社で行っています。
収益は基本的にはMacbookやiMac、iPhone等を私達消費者に販売することで得ています。

一方、Microsoftの収益源は2パターンあります。
パターン①は私達が普段DELLや家電量販店で購入する場合のルートです。
もともと購入するWindowsパソコンにはOSがプリインストールされていますよね?
そのイメージです。

パターン②はすでに購入済のPCでOSをアップデートする場合のルートです。

Microsoftは一般的にこの2ルートで収益をあげています。

そもそもMicrosoftがWindowsのライセンス提供をしているのはパソコンメーカーに対してであって、パターン①においては消費者と直接の接点がありません。
ソフトウェアをライセンスする形で収益を得ているMicrosoftにとってOSを最新にすることで消費者からお金をもらうというのは至極当たり前のことだったのです。

なぜこのタイミングでMicrosoftは無料化したのか

ここからは直近のMicrosoftの動向からの私の推測になりますが、Microsoftは少なくともコンシューマー向けOSに関しては、ソフトウェアで収益をあげるビジネスモデルからサービスで収益を挙げるモデルへと転換していくのではないかと思います。

例えば最近出始めたOffice365のサービスもこの布石なのではないかと見ています(AdobeのCreative Cloudと同じビジネスモデル)。
他にもクラウドサービスのOneDriveもありますね。

あくまで「サービス」で収益を挙げるモデルと推定されるのでハードウェアを中心に収益をあげているAppleとは異なります。

ただし、発表では最初の1年間だけが無料アップデート期間としましたが、おそらく1年経った後もこれまでのWindows OSと比較したらかなり安い金額で提供されるのではないかと踏んでいます。

今後はMicrosoftにおいてもOSの無料提供が一般化していくでしょう。

この戦略の転換もAppleやGoogleが台頭したおかげと言えます。

それぞれの会社で競い合ってより良いサービスを私達消費者に提供してもらえるのは嬉しいですね。

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